白川マーク HOMEへリンク liberal-shirakawa.net 戦うリベラリスト白川勝彦 白川勝彦近影
HOME HOT NEWS 論文 主張 略歴 著書 徒然草 目次 徒然草最新号(このページ) 徒然草バックナンバー1 徒然草バックナンバー2 徒然草バックナンバー3 徒然草バックナンバー4 徒然草バックナンバー5

永田町徒然草

2002年3月18日(月)

No.178

“謹賀新年”の返上

 あちこちで、桜の開花が報じられる季節となりました。正月元旦以来いろいろなことがありましたが、長い間、ご愛読をいただいたこの「永田町徒然草」の更新をしませんでした。この間、何かあるのではないかと、多くの方々からアクセスいただいたこと、誠に申し訳なく思っております。また、感謝をいたしております。

 私は生きておりますから、このようにいろんなことが起きている時、何かを思わないはずもありませんし、考えないはずもありません。でも、あえて沈黙をしてきました。私なりに深く考えてのことです。

 多くの方々から「沈黙は金ではない」という叱咤をいただきました。でも、私はあえてこの際沈黙しようと決意し、お叱りを承知で永田町徒然草の更新をしなかったのです。ただ、月刊『財界展望』の“白川勝彦の「日本を斬る」”だけは、請われるままに書いてきました。先の選挙後、これも固辞したのですが、編集者に強く勧められたため、これも何かの因縁であろうと思い、あえて続けてきたのです。そして、この雑誌を手にされない方も多いのはないかと思い、Webマスターに頼んで掲載してもらうことにしたのです。

 しかし、多くの方々から「いつまでも“謹賀新年”ではないだろ」とのメールをいただきました。確かにそうです。もう3月も半ばを過ぎました。いずれにしても、謹賀新年だけは何とかしなければならないと思っておりました。それにしても、この一ヶ月間余、政治的にあまりにも多くのことがありました。そんなとき、時候の挨拶的なものを書くこともできません。ついつい、前号の”謹賀新年”を更新する機会を失ってしまったのです。いつまでも正月気分でいたわけではありません。事情ご賢察の上、ご寛恕ください。

 なぜ、ことさらに沈黙しているか──多くの方々が訝(いぶか)ることと思いますが、もう少しの間、私のわがままをお許しいただきたいと存じます。沈黙することは決して楽なことではありませんが、これも、いまの私には必要なことだと私は思っています。報道の伝えるところによれば、今日、加藤紘一代議士が自民党を離党するとのことです。加藤氏とは20年余の付き合いですから、いろいろな思いがあります。でも、このことについてもあえて「感無量なり」ということだけににさせていただきます。

 「明けない夜はない」とか「冬来たりなば春遠からじ」ともいいます。きっとそうでしょう。でも「夜明け前がいちばん暗い」という言葉もあります。そんなことはどうでもいいのですが、私は、意味のある言葉を発したいのです。私はまだ政治評論家になったつもりはありません。私自身のスタンスをきちんとした上で、意味のある言葉を発したいのです。その時に備え、体だけは鍛えなければならないと、例の散歩に打ち込んでおります。近いうちに東京の事務所を引き払い、新潟県上越市に移すことにしました。このことについて、関東圏の方々にはお許しを賜わりたいと思います。

 今日は、これにて失礼をさせていただきます。皆さまのご健闘を心からお祈り申し上げます。

00:30東京の寓居にて

白川勝彦

古文書(こもんじょ)蔵へ前ストーリーへページの先頭へ永田町徒然草目次へ

ページの先頭へ戻る


白川勝彦OFFICE
katsuhiko@liberal-shirakawa.net

新党・自由と希望Webサイト

Copyright© K.Shirakawa Office 2002
Web pages Created by DIGIHOUND.,2002