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12月14日 同一労働・同一賃金
No.276
私は在学中に司法試験に受かったが、大学の授業にはほとんど出席しなかった。寮の委員長などをやっていたのでそちらの方が忙しくて授業に出る暇がなかったのである。従って単位をとるために受けた試験はほとんど良か可であった。優は一つか二つしかなかった。その中で不可をもらったのが労働法だった。労働法の教授は石川吉衛門といった。長く続いた商家の子息で襲名した名前なのだという。確かにそんな感じのする名前である。学生の間では東大法学部の三バカ教授といわれていた一人であった。その教授から不可をくらったのである。私の自尊心(?)はいたく傷つけられた。石川教授の講義録を買って翌年は優をとった。意趣を晴らすことができた。……
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