月別アーカイブ: 2007年05月
05月31日 安倍首相の命取り発言!?
No.442
昨日までの3日間、永田町徒然草に『月刊日本』6月号に掲載された「自公“合体”政権批判(3)」を紹介した関係で、本文の方ははっきりいって手抜きであったことを告白しなければならない。しかし、この3日間にひょっとすると安倍内閣の命取りになる重要な出来事があった。今日は3日ぶりに本格的に書き下ろしたものである。……
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05月30日 自公“合体”政権批判(3-その3)
No.441
昨日は忙しく、昼は外でいろいろな仕事をし、夜は後に述べるような理由で朝の報道番組を観た限りで以後はまったく観ていない。朝早く起きて“おはよん”で、松岡利勝農水大臣の自殺について昨日一日の間に新たに判明したことをおさらいして、この記事を書いている。いろいろなことをいろいろな人が発言しているが、特にこれはというものはなかったと思う。昨日述べたように自殺というのは、正常でない精神状態の下で行われる。多分松岡氏自身も、本当の理由は自らに説明することはできないのだと思う。私は松岡氏の自殺について物知りげに述べることはあえて避ける。多数の記事を詳細に読みこなしてみるつもりである。その上で、述べるべきことがあれば書くことにする。……
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05月29日 自公“合体”政権批判(3-その2)
No.440
死者にたむける言葉というものは、難しい。昨日、松岡利勝農林水産大臣が自殺した。松岡氏は、1945年(昭和20年)2月25日熊本県阿蘇郡に生まれた。私は同年6月22日の生まれだ。同じ昭和20年生まれでも、8月15日以前に生まれた者にはこのように“勝”という文字が入るのがかなりいるのである。このように名前にも時代状況があるのである。歳は同じだが、国会に出たのは私の方が10年以上早かったので、松岡氏は私のことを“先輩”と呼んで話しかけてきた。あまり親しいほうではなかったが 、かなり人なつっこい性格だった。……
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05月28日 自公“合体”政権批判(3-その1)
No.439
白鵬が全勝優勝をした。これで文句なく横綱になれる。横綱昇進がかかった場所で全勝優勝をしたのは、吉葉山、輪島、貴乃花しかいないのだそうだ。横綱には心技体が求められる。白鵬は性格が良いから、きっと立派な横綱になれると思う。これからの私は一生懸命応援していくつもりである。さて、『月刊日本』6月号に掲載された「自公“合体”政権批判(3)」をupdateする。行数の計算を勘違いしたために、6ページの予定が10ページになっていた。少し長いので3回に分けて掲載する(『月刊日本』4月号は永田町徒然草No.374および375。5月号は同No.415および416に掲載)。……
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05月27日 因縁話あれこれ
No.438
白鵬の優勝が確定した。横綱もほぼ確実といってよいだろう。白鵬ファンとしては、ひとつの大きな山を越えた感がする。白鵬の所属している部屋は宮城野部屋である。宮城野部屋は、かつて横綱吉葉山が親方だった。吉葉山や鏡里は私が小さかった頃の横綱である。吉葉山は非常に人気のある横綱だった。私は吉葉山ファンだった。私の郷里・新潟県十日町市は相撲の盛んなところで、2年に1度くらい大相撲の巡業がきた。テレビのない時代、私は本物の横綱吉葉山や鏡里をそこでみた。……
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05月26日 談合の構造
No.437
農林水産省所管の独立行政法人「緑資源機構」が関与する入札談合事件がこの数日間大騒ぎになっている。こういう談合事件が起きる度に、その都度「談合はけしからん。税金を食いものにするものだ!」とおおぜいの人が悲憤慷慨する。しかし、談合体質はわが国の公共事業のすべてに組み込まれている。私は自民党の中でその談合を取り仕切る人たちを長い間みてきた。これを本気で改革する気があるならば、それだけでわが国の行政や政治のあり方はは大きく変わる。だが本気で談合体質を変える気がある者がいるのだろうか。……
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05月25日 99里をもって半ばとする。
No.436
大相撲夏場所12日目に、1敗の横綱朝青龍が大関千代大海に敗れたために全勝は白鵬ただ一人となった。これで白鵬は優勝に大きく近づいたといわれているが、白鵬ファンの私としては安心はできない。相撲はあくまでも一番一番の勝負である。12日間勝ってきたからといって今日勝てるとことにはならない。残り3日間のうち2番勝てるということにもならない。あくまでも一番ずつ勝って、14勝してはじめて優勝が確定するのである。……
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05月24日 不明な支払い記録!?
No.435
数日前から5000万件もの誰のものか判別できない年金保険料の支払記録があることが問題になっている。社会保険庁という役所は、よくもまあいろいろと問題を起こしてくれるところだ。しかし、今回の問題は、これまでとはちょっと質が違っているように思う。まさに各人が実際に受け取る年金にも直結する年金の根幹にかかわる問題だからである。……
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05月23日 『殺人犯を裁けますか?』
No.434
昨日、霞ヶ関ビルの33階で、畏友・田中克人(たなか・かつんど)氏の出版記念会が開催された。田中氏が今回著した本の題名が『殺人犯を裁けますか?』(駒草出版社)である。副題は――裁判員制度の問題点――である。最近、田中氏と会ったとき話には聞いていたが、著書を手にするのは昨日が初めてである。したがって、まだその著書は読んでいない。しかし、多くの読者も裁判員制度について、近時耳にすることが結構あるのではないか。田中氏の著書を熟読した上で、裁判員制度については別に述べることとする。……
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05月22日 情報機関の人間力の劣化
No.433
先週の土日、私は郷里・新潟県十日町市に行ってきた。どうしてもやらなければならないことが一つだけあったのだが、連休中どこにも出かけなかったので山菜を食べたいという気持ちも強かった。できれば山菜採りにも挑戦してみたかった。しかし、残念ながら二日間とも小雨に降る肌寒い日であった。山菜採りに挑戦することはできなかったが、友人のもてなしで山菜をいただくことはできた。……
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05月21日 混雑の格差
No.432
最近、私は地下鉄のことを何度か書いた。私の現在の足は、地下鉄である。東京には現在多くの地下鉄がある。国会議員のとき、地下鉄に乗ることはまずなかった。国会議員には地下鉄や私鉄のパスも支給される。JRのパスはよく使ったが地下鉄などのパスを使ったことはない。もっとも最後の6年間は、私は専用車のある役職に就いていたし、東京の事務所には自家用車もあった。……
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05月20日 どっちの“はん”なのですか?
No.431
ニュースや報道番組などで、「今年最大の政治決戦である参議院選挙」はいまや枕詞(まくらことば)のように使われている。7・22参議院選挙までもうあと2ヶ月しかなくなった。週刊誌などでも参議院選挙の当落予想がなされるようになった。週刊誌の予想といって馬鹿にしてはならない。それなりの選挙のプロが予想しているのだし、下世話な予想は選挙の実態を意外に掴んでいるからだ。……
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05月19日 犯罪と政治
No.430
昨日の万歩計は、13,927であった。昨日は朝早くから出かけ、夜10時ちょっと前に帰ってきた。古舘伊知郎の『報道ステーション』に、かろうじて間にあった。午後9時ちょっと前に愛知県長久手町の拳銃をもった人質立てこもり犯は、投降して逮捕された。29時間立てこもっていたらしい。昨日はきっと1日中、このニュースでもちきりだったのだろう。詳しいことは分らないが、夫婦関係や家族関係の縺(もつ)れからの犯行らしい。一人の若い警察官が殉職した。……
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05月18日 お茶ばなし
No.429
友人から2ヶ月くらい前に“ジャスミン茶”をもらった。中国からの土産で上物だという。でも私はこれまであまりジャスミン茶を飲んだことがない。飲んだことはあることはあるが、中華料理店に行ったときなどである。ジャスミン茶は香りがいいといわれているが、私は香りはダメなのである。蓄膿症(正式には副鼻腔炎という)のせいであろう。昔から臭いには鈍感なのだ。というより嗅覚はほとんどないのである。ましてや香りをや。……
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05月17日 「歓喜に寄す」によせて
No.428
今朝目が覚めると東京は小雨がパラついている。窓を開けるとひんやりとした空気が部屋に流れ込んできた。例の“おはよん”の気象情報では、全国的に雨のところが多いという。また沖縄は梅雨入りしたという。関東地方の梅雨入りは、6月上旬ころだという。そうすると爽やかな五月晴れを満喫するもの、あと20日くらいしかないのだ。……
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05月16日 創価学会党化した自民党
No.427
『FORUM21』に連載していた「創価学会党化した自民党」が“ひとまず”終った。全部で9回の連載だった。何度も書いてきたように、隔週雑誌に連載を書くことは、けっこうハードなことであった。最新号が送られてきて、10日ほど前にメールしておいたものがどういう雰囲気になっているか確認する。本になったものは、やはりカチッとしている。だが、満足感に浸っている暇はない。次号の締切りが迫っているからだ。……
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05月15日 国民投票法の成立の意味
No.426
東京はいま爽やかな五月晴れである。爽やかな秋晴れも好きだが、私は五月晴れの方が好きだ。秋の次は冬である。私が生まれ育った新潟県十日町市では、11月になればもう霙や雪が降った。とても寒かった。12月になれば、積雪となっても仕方ない。それは本当に丈余の積雪となり、4月まで大地をみることはできないのだ。雪との過酷な闘いをしなければならなかったからだ。……
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05月14日 日々是好日……
No.425
この土日、私は一心不乱にものを書いていた。これでしばらく締切りを気にするような原稿はなくなった。今週からは、ちょっと外に出るつもりだ。最近、私は外に出る日も嬉しいが、家に篭って原稿を書くのも楽しくなった。要するに毎日がそれなりに楽しいのだ。こうでなければならないと思っている。「日々是好日」というほど枯れている訳ではないが……。
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05月12日 “逆転”有罪判決について
No.423
昨日は、低気圧の影響で東日本はかなり荒れたようである。あなたの地域ではどうだったのだろうか。東京は少なくとも天気は良かった。風がどうだったかは、ほとんど家にいて執筆をしていたので分らない。しかし、夜開けていた窓からいやに冷たい空気が入ってきた。思わず窓を閉め、セーターを羽織った。この数日間夏のように暑いところがあったようだが、やはりまだ初夏なのである。……
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05月11日 深夜・早朝のテレビ
No.422
最近けっこう夜更かしをすることが多くなった。あまり褒められたことではないが、物を書く仕事が多くなると何となくそうなってしまう。そうすると生活スタイルも夜更かしをすることが多くなる。仕事の合間などに、深夜のテレビを観る機会も多くなる。また寝ながらテレビを観ることもある。私はまずNHK総合テレビを観る。再放送だがけっこう良い番組をやっている時もある。だが、そうでない時もけっこう多い。そうすると私はNHK教育テレビに切り替える。世界史や日本史などは面白いが、生物であろうが地学であろうが何でもお付合いする。民放を観ることはまずない。……
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05月10日 天皇制の存続と官僚制
No.421
私は大学4年の秋から一念発起して法律の勉強を始めた。当然のことながら、法律の勉強は憲法から入る。それまで政治活動をし政治の勉強をしていたので、憲法の本を読むことは楽しかったし面白かった。ほとんどの法学生が疑問に持つことだと思うが、昭和憲法が徹底した平等を定めていることと国民とは明らかに異なる地位にある天皇を認めることとの整合性だった。ほとんどの憲法の本は、その整合性を明快には述べていなかった。……
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05月09日 ジーンズ考(その2)
No.420
今年は暖冬といわれたが、春先ちょっと寒かった。私はそのときに風邪をひいてしまった。今から考えるとあれは風邪ではなく間違いなくインフルエンザだった。10日間くらい完全におかしかった。そのため実は一昨日まで下着に長袖シャツとズボン下をはいていた。しかし、一昨日そのよう服装で外出したら、暑くて汗をかいてしまった。その夜あるパーティに出かけるとき、はじめて下着を半袖シャツとトランクスだけにした。もう大丈夫だった。昨日も爽やかだった。もう完全に初夏である。……
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05月08日 フランス大統領選・考(その2)
No.419
昨日、実は午前3時ちょっと前に念のためにテレビのスイッチを入れたら、午前3時01分にNHKニュース速報で「仏大統領選でサルコジ氏当確を現地メディアが報道」と出た。臨時ニュースでも流すのかと思っていたが、「富士山の夏」とか「富士山の秋」とかという映像番組をやっていたので、そのまま眠った。皆さまのNHKくらいは、「富士山の秋」などというのはやめてフランス大統領選について特別に報じてもいいと思うのだが、どうだろうか。……
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05月07日 若い店員の意外な言葉
No.418
昨日は、連休最後の日であった。この大型連休、私はどこにも出かけず家に篭って締切りの迫った原稿を書いていた。書かなければならない原稿をすべて書き終えたので、昨晩ちょっと渋谷に出かけた。雨はまだちょっと降っていたが、日曜日の夜だというのに若い人で渋谷はかなり賑わっていた。連休でどこかに出かけ、その打ち上げでもしたのだろうか。フランス大統領選のことが気がかりだったので、午前0時前には家に帰ってきた。……
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05月06日 フランス大統領選・考
No.417
連休最後の日である。今日は全国的にあまり天候には恵まれないようである。しかし、この雨が止むとまた全国的に良い天気が続くようである。新緑萌える五月晴れの季節になる。私はこの季節がいちばん好きだ。連休は、家に篭って一生懸命に仕事をしていたのだから、こんど暇ができたらちょっと旅に出たいと思っている。罰は当たらないだろう(笑)。……
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05月05日 自公“合体”政権批判(2ーその2)
No.416
経世会の自民党支配の秘密
<永田町徒然草No.415からつづく>社会党や新党さきがけの政権に対する執着は、自社さ連立を成立させるモメントにはならなかった。自社さ連立を成立させるためには、何らかの大義名分=目的が必要だった。……
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05月04日 自公“合体”政権批判(2ーその1)
No.415
連休真っ只中である。天候にも比較的恵まれている。だが私は家に篭って締切りの迫った原稿書きに励んでいる。フランスの大統領選挙は、佳境に入っている。サルコジ候補がロワイヤル候補に4~6パーセントくらいリードしているという。わが国だったらだいたいサルコジ候補の勝ちと予測するのがプロの見方であろうが、果たしてフランスではどうなるのだろう。最後まで目が離せない。少し遅れてしまったが、『月刊日本』5月号に掲載された「自公“合体”政権批判(2)」をupdateする。ちょっと長いので2回に分ける(『月刊日本』4月号は永田町徒然草No.374および375)。……
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05月03日 憲法記念日に誓う
No.414
今日は憲法記念日である。昭和22年5月3日、日本国憲法が施行された。2007年は昭和82年であるからちょうど施行から満60年ということになる。私は現在の憲法がなければ、今日の繁栄はないと常々思っている。まずは慶賀の意を表わしたい。ところで今日からはじまる4日間は休みという人が多いのではないか。連休後半の始まりである。しかし、私は連休前半にちょっとダラケたので、4日間は缶詰になって原稿を書かなければならない。すべて書き上げることができたら、1日だけでもいいから郷里の十日町市に行って山菜でも頂きたいと思っている。……
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05月02日 報道の核心は事実(fact)
No.413
昨日、かつて親しく付き合っていた新聞記者数人と久々に会った。私より20歳くらい若い人たちである。現在、取材現場のある程度の責任者として頑張っている記者たちである。まさに政治の現場を直接見聞きしている人たちである。もちろん最大の目的は旧交を温めるところにあったので、政治全般について談論風発する会となった。実に楽しい会であった。私も久々に呑んだ。もつべきものは、志の高い誇りのある人士である。……
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