月別アーカイブ: 2008年11月
11月21日 危機と政治
No.997
全国的に寒くなったようである。あちこちで雪が降っている。東京の朝は寒いが、晴れの日が続いている。小春日和というやつだ。日差しがちゃんとあれば、そんなに寒いことはない。私が育った新潟県では小春日和など滅多になかった。最近では“裏日本”と言わなくなったが、天候に関しては新潟県は完全に“裏”であった。冬の新潟は本当に晴れの日が少ないのだ。最近では天候だけが裏でない。地方経済の疲弊は酷いのである。…
全文を読む »
11月20日 まず事実を把握せよ。
No.996
白川勝彦法律事務所のことを書く時、私はいつも多重債務問題に関することに触れる。確かに多重債務問題は白川勝彦法律事務所の主要な仕事であるが、もうひとつの主要な仕事は刑事事件である。このところ刑事事件の受任が多い。多重債務で切羽詰っている依頼者の状態も深刻だが、刑事事件で訴求されている状態も被疑者・被告人のおかれている状況も深刻である。特に逮捕・勾留されている被疑者・被告人は、人生最大の苦境にあるのである。・・・・・
全文を読む »
11月13日 第4回連続世論調査の結果
No.989
朝日新聞社の「総選挙に関する連続世論調査」の結果が11月11日『朝日新聞』朝刊に掲載されている。調査日は11月8・9日(土・日)だ。見出しは“給付金「不要な政策」63%”とあるが、こういうものに目を奪われないで基本的な数値をみてみよう。…
全文を読む »
11月12日 過則勿憚改
No.988
昨日の永田町徒然草No.987で私は「“過ちを改めるに憚ることなかれ”だ」と書いた。もちろん“2兆円ばら撒き”についてだ。そしたら森田実Webサイトの『時代を斬る』のコーナーにある“森田実の言わねばならぬ【823】”も、表題に「過ちては改むるに憚ること勿れ」(孔子)を掲げていた。論じているテーマは私と同じ2兆円ばら撒きに関するものであった。
過則勿憚改
(読み) 過(あやま)ちては則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ。
(語意) 人はだれでも、あやまちをおかさないものはない。問題はあやまちを改めるかどうかである。つまらない人は自分のあやまちを弁解し、飾ろうとするが、すぐれた人は、すぐに改め、一つのあやまちを一つの貴重な経験とする。 ・・・・・・・・諸橋轍次著『中国古典名言事典』
全文を読む »
11月11日 2兆円の転落!?
No.987
昨日、私はレインコートを着て事務所に出かけた。もちろん今年初めてのことである。私のレインコートは少し厚手である。昨年の冬はこれだけで凌のげた代物である。「錦秋の候」から「初冬の候」となった。気象情報では、あの“西高東低”という日が多くなった。…
全文を読む »
11月08日 アメリカのchange(その3)
No.984
今週も今日で終わりだ。今週はオバマ氏とアメリカ大統領選で締めよう。ひとつのテーマでの3連荘は、この永田町徒然草では特別である。特別なことには特別に対するのが礼儀というものである。正直にいって9月頃からアメリカ通という人たちから、マケイン有利という情報が執拗に入ってきていた。しかし、「アメリカ国民にマケイン大統領という選択はない」という私の考えに揺らぎはなかった。…
全文を読む »