月別アーカイブ: 2011年03月
03月31日 今夜もやはり煌々と(3月31日)
No.1476
しばらく霞が関“見廻り”の結果を報告しなかった。だからといって私が見廻りをサボっていた訳ではない。基本的には、毎晩私は見廻りを続けていた。その結果を永田町徒然草にupdateしてこなかったのは、読者にもだいたい推察できると思ったからである。原発事故の対応や大震災の対策とその進み具合をみていれば、政府や東京電力が計画的“節電”を本気で進めるつもりがないことはお分かりだと思う。……
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03月25日 大震災に対する緊急措置の大要
No.1474
いまわが国は、国家的規模の危機を乗り越えていかなければならない秋(とき)である。危機に対処する措置(以下、災害対策と呼ぼう)は、まず時間的な段取りを間違ってはならない。重要な災害対策も、ある時点では死活的に重要であるが、時間が経過すれば必ずしも重要な災害対策と言えなくなる場合もある。具体的状況の具体的分析が必要である。そこを間違ってはならない。いまわが国が国家としてやらなければならない緊急の災害対策は、大きくいって4つあるのではないだろうか。これらは同時並行でやらなければならないが、便宜上AからDと書く。その対策に優劣がある訳ではない。このところを誤解しないように。
A 被害者の捜索と救命
B 被災者の救援と生活支援
C 福島第一原発事故の封じ込め
D 救命・救援・支援・復興の基地の確保……
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03月23日 霞が関・丸ノ内のビルは煌々と…。
No.1473
昨夜も霞が関の“見廻り”に行ってきた。基本的にはこれまでと同じであった。経産省や国交省の一部の部屋で、間引き照明をしている部屋があったことは事実であった。いずれにせよ、トップから明確な指示が出ていないのだろう。偉そうなことをいっているが、各省庁の照明具合を見れば、各大臣の認識と指導力が窺える。マスコミ・ジャーナリズムは、こんな簡単なことをなぜ報道しないのか? 不可思議である。……
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03月21日 なぜ計画停電にこだわるのか。
No.1472
東北関東大震災の発生以来、これまであまりupdateしていなかった永田町徒然草を私は頻繁に更新するようになった。しかし、そのテーマはほとんど計画停電についてだけである。ここでその理由を述べておかないと、「また白川の偏執狂が始まったのか」と嗤われてしまうからである(笑)。その前に日本経済新聞Webサイトに昨日載った記事を見てもらおう。……
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03月20日 霞が関は3分の2が真っ暗 !!
No.1471
3月19日の土曜日、私は午後3時頃まで白川勝彦法律事務所で通常通りの仕事をした。そして、銀座に出かけた。夜の銀座の見廻りは何度か行ったが、昼間の銀座を見たかったのである。日差しは、もう完全に春のものであった。3連休の初日ということもあり、また計画停電がない報じられていたので、銀座は普通の休日の人混(ひとご)みであった。歩いている人々の表情は明るかった。久しぶりに家族一緒で外出した人々も多かったのではないか。……
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03月17日 今日も煌々と点っていた。
No.1469
今日午後4時ころ誰だか知らないが、政府筋から「電力の需要が多くなっており供給電力が追いつかず、大停電が発生する恐れがあるので、首都圏の交通機関に電車の運行を少なくするように要請した」との報道がテレビから流れた。都心の事業所等は、大騒動に陥った。……
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03月16日 煌々と点っていた。
No.1468
昨日宣言しておいたように、今日の夕刻も私は霞が関を見廻った。どの省庁も昨晩と同じように2本組の蛍光灯が煌々と点っていた。計画停電に対する疑問・批判は私だけではないと思うのだが、民主党の政治家というのは人の意見を聴こうという気がないのではないか。そのことはこれまでに永田町徒然草で何度も書いてきたことだが、「それは民主党がダメになることだけのことだから仕方がない」と私は放置してきた。……
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03月16日 2本を1本へ !!
No.1467
計画停電は、首都圏の経済や社会に大きな影響、否、重大な障害を与えている。いま首都圏で起こっている経済や社会の混乱は、東北関東大震災そのものによって惹き起こされた障害ではない。そのほとんどは計画停電という愚策を原因として起こっているのだ。地震は自然現象であり、人為をもってこれを防ぐことはできない。しかし、いま問題となっている計画停電は、人為である。人為は、文字通り、人が行うものであり、その当否は問題となる。誤った人為は、当然のこととしてこれを避けることはできるし、避けなければならない。……
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03月14日 いま何をなすべきか。
No.1466
今朝、私は定刻に白川勝彦法律事務所に出勤した。地下鉄とタクシーで、いつもの通りにたどり着けた。一人は、計画停電のために出勤できなかったのだが、その一人を除き、全員出勤していた。先週金曜日の、それぞれの強行帰宅について訊いた。皆、それぞれに大変だったようである。そして、私は事務所のスタッフに昨日から今日の永田町徒然草を読んでもらい、今後のことについて打ち合わせた。……
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03月14日 民を信じ、民に由(よ)れ。
No.1465
大規模の災害が発生した場合、被害者と救援する方の役割分担が必要になる。なぜなら、大規模災害の被災者の忍耐はどうしても長期化する。救援や復興は大規模となり、長期の期間が必要となる。そして、その費用も膨大となる。……
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03月14日 計画停電!?
No.1464
私は、今回の東北関東大震災に東京が直撃されなかったことは、幸運だったと思った。それは、自分がそこに住んでいるからだけでなく、東京の諸機能がダメになると、甚大な被害に見舞われた地域の救援や復興に大きな支障がでると思うからでもあった。しかし、東京都にもいろいろな影響が現に現れている。東京都でも計画停電が実施されるという。……
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03月13日 まさに“地獄絵”である
No.1463
地震発生から3日目となった。地震発生の日は、事態を掌握し、被害を防ぐのに精一杯だったのではないか。2日目は、被害を掌握し、人命を中心とする救出救命活動を始めることであった。昨日に判明した被害状態は、極めて深刻であった。特に津波に襲われた地域の被害は甚大であった。私にとって初めて目にするまさに“地獄絵”であった。「町全体が、“壊滅”とか“ほぼ壊滅”」などという表現を私は初めて耳にした。……
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