右翼反動が正体を暴露した9月17日
15年09月18日
No.1779
昨9月17日は、午前9時半ころ目が覚めた。やはり安保特別委員会は、揉めていた。鴻池委員長が、理事会の開催場所を昨日未明に決めていた第一理事会室から第一委員会室に“職権”で変更したことが、そもそもの発端であるという。福山民主党理事が、「これは、だまし討ちじゃないか」と叫んでいる画像が、何度も流れていた。当然である。
私は、永田町徒然草No.1777で「鴻池委員長は、典型的な右翼反動の参議院議員なのである」と述べたが、終盤になって鴻池委員長は、重要な事を全部“職権”で決めた。「国会おいて委員長は、委員会の運営について絶対的権限をもっている」と書いておいた。確かに、委員長は絶対的権限を持っているが、委員長の独断で決めたら、それは“独裁”だ。
鴻池委員長は、“典型的な右翼反動政治家”なのである。こんな人間が独断で行動すると、こうなるのだ。これまで猫を被っていたのだが、遂に本性を現わしたのである。鴻池委員長の解任決議案の討論で、野党がやけに鴻池委員長を持ち上げていたのが、私には気になった。そんなことは、チャンチャラおかしいのだ。鴻池委員長は、見事に世間を騙してきたのだ。
強行採決を一面トップで報じた18日朝刊各紙
午後1時から、鴻池委員長解任決議案の審議が始まった。午後4時頃採決に付されたが、数の力でやはり否決された。そして彼は、再び委員長席に座った。あれだけ野党から持ち上げられたのだから、少しは殊勝に行動するのかと思ったが、座るやいなや、あの暴挙だ。仁義を大切にすることもできないのが、いまの右翼反動なのだ。肝に銘じておく必要がある。
安保関連法案は、ああいう形で“処理”された。安保特の審議は、NKHが3時間くらい中継した。これを見ていた国民は、唖然としただろう。NHKが安保特の審議を実況中継したのは良かったが、あの処理の直ぐ後から「安保法制・可決」と、これでもかこれでもかというのは、“皆様のNHK”の態度ではない筈だ。解説する記者たちも、「法案可決、法案可決」の連呼だ。まさに、政府の“犬”放送局と言われても仕方がない。
私は、山本太郎議員の討論を聴きながら国会に向かった。猛烈な土砂降りだった。その雨の中、多くの人が、国会正門前と参議院議員会館前に集まっていた。私は国会の中に入ったが、第一委員会室のある3階は、人が一杯で様子が見られないので、2階の参議院議員食堂のテレビで、審議を見た。そして、私の近くで、あの信じられない“強行採決”がなされたのだ。
しばらく参議院の人だまりのある所にいたが、昨晩の無理が祟ったのか、急に辛くなった私は、国会の周りを一回りして、一旦自宅に戻った。9時からのNHKのニュースとNEWS23を見た私は、再び国会に向かった。9月18日の午前0時10分頃から、中谷元防衛大臣の問責決議案の審議が始まった。私は、前議員席という傍聴席で、これを見た。午前2時に否決され、参議院本会議は休憩に入った。いろいろな人に会ったが、今日は忙しいので自宅に帰り、いまこれが書き上がったところだ。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。
P.S. 津波注意報が流れている。大したことにならなければ良いが…。