魁皇800勝
09年11月18日
No.1346
大関魁皇が幕内での800勝を達成した。上には807勝の千代の富士、802勝の北の湖がいるだけとなった。たぶん魁皇は両横綱の記録を塗り替えることができると思う。魁皇ファンである私としては、ぜひ達成してもらいたいと期待している。このことに関して元大関栃東が「魁皇関はそもそも横綱になっていた人なんですよ」と言っていた。もし横綱になっていたらこんな大記録を達成することはできないであろう。人間万事、塞翁が馬である…。
私が次に横綱になる大関と期待していた日馬富士が苦戦している。真面目な力士なのだが、なかなか思うようにならないようだ。体格に恵まれた琴欧州は、途中までは良いのだが最後になると失速してしまう。横綱が2人大関が5人いるのだから、横綱大関にしても10~12勝あげるのは大変なのだ。そのなかで白鵬にしても朝青龍にしても良い成績を残している。たぶん今場所もこの二人が優勝を争うのであろう。琴欧州が中に割ってくれば勝負は俄然面白くなる。
ところで大相撲中継を見ていると観客席が空いているのが気になる。“今年納めの九州場所”はいつも盛り上がっていたと思うのだが、今年はちょっと違うようだ。これも不況のせいか。いろいろなスポーツがあるが、大相撲も頑張ってほしい。
外国人力士が多すぎると言われているが、テニスのウインブルドン化と同じと思えば良いではないか。大相撲の“両国化”だ。モンゴルの力士が多いが、朝青龍や白鵬の生い立ちを紹介する中で、モンゴルのことがもっと分かれば素晴らしいことではないか。大相撲の興味は尽きない。
それでは、また。