風呂&文化…!?
09年12月07日
No.1361
新しい週が始まった。今年もあと4週しかない。今年を有終の美で締めくくるために、毎日を有意義に過ごしたいものである。
この土日、私はのんびりと過ごした。毎日が忙しいと、休みの日は貴重であり、また、楽しい。土曜日は、友人と大好きな麻雀で夜更かしをしてしまったので、昨日は朝寝坊をしてしまった。だから、日曜定番の政治番組は見ていない。ストレスが生じないので、これはこれで良い(笑)。……
昼過ぎに風呂に入った。前日の疲れをとるためである。最近の私は、よく風呂に入る。別に、風呂が特別に好きだという訳ではない。これは、最近買った本の影響である。
私が買った本は『体温を上げると健康になる』である。著者は医師の齋藤真嗣氏。たまたま立ち寄った書店で、何となく買った。ベストセラーのランキングにも入っていた。同じ頃、家内もこの本を買っていた(笑)。副題には、「体温が1度下がると免疫力は30%低下する。」とある。
まだ、ほんの最初を読んだだけだが、副題にあるとおり体温を上げると免疫力が上がるらしい。そのために、風呂に入ることも良いらしい。白川勝彦法律事務所でも、スタッフの一人が新型インフルエンザに感染。先週は丸1週間休んだ。休んでもらわないと、他の者が困る。新型ではないインフルエンザに罹った者も、一人。
そのせいか、私も少しうつされそうになった。だから、スケジュールが終わると真直ぐに家に帰り風呂に入って、できるだけ体を温めるようにしているのだ。おかげで、いまのところ私は新型・季節型のいずれにのインフルエンザに罹っていない。
この本を買ってから、私は着る物にこだわっている。元来そうしたことには無頓着だから、別に見た目の服装に、ではない。下着とコートに、だ。
12月ともなると寒い日はけっこう寒い。しかし、晴れた日の東京は、けっこう温かい。寒い日は、半袖の下着と長袖の下着を2枚着るようにしている。しかし、晴れた日にそんなに着込めば、少し歩くと汗ばんでくる。これでは、かえって風邪を引いてしまう。
コートを着て出かけるかどうかも、難しいところである。まだオーバーコートを着る気候ではない。着るにしても、レインコートである。ところが、私のレインコートは厚いのだ。昨年の冬は、レインコートだけで過ごした。だから、天気の良い日にこのレインコートを着て出かけると、地下鉄に乗ったり、少し歩くなどすると、汗をかいてしまう。薄手のトレンチコートがあると都合が良いのだが、それほど服装に凝る方じゃないので、持っていない。最近は朝の気象情報を見て、その日に着る物を決める。私が着る物にこんなに気を使うようになったのは、初めてである。
夜8時からNHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』の第2回目をみた。1時間30分物である。ストーリーはいよいよ本題に入ってきつつある。まだ本は買っていない。本は本、ドラマはドラマとして楽しみたい。
それにしても、最近のテレビは見るべきものが本当に少ない。地上波放送とBS放送を合わせれば10チャンネル余を見られるのだが、夜12時を過ぎるとほとんど見るべきモノがない。バラエティとも呼べないようなくだらないバラエティ番組と、テレビショッピング番組ばかりである。
世界に誇れるというアニメが、NHKでも放映されている。映像を創るというのは、ひとつの文化なのだ。良い映画やドラマを創る努力をしてゆかないと、“文化力”が劣ってしまうのである。戦後“文化国家 ── 日本をつくる”ことが強調された時代、日本映画はひとつの全盛期を迎えた。黒沢映画に限らず、面白い迫力のある映画がたくさん制作された。私はそういうモノを見ながら育った世代である。だから、最近のテレビから流れてくる映像が物足らないのだ。その中にはCMも含まれる。見ていて嫌悪感を感じさせられるCMも多い。“世界一の技術”、“世界一のアニメ”も結構だが、“世界で一番の映画”が創れる国になってほしい。映像は“知識力”を具現化(塊と)したものである。わが国は知識力で生きていかなければならない筈である。
今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。