仕事柄…。
09年12月26日
No.1378
年末年始のスケジュールを考えている人も、多かろう。テレビなどでも、そのような話題でいっぱいだ。しかし、私はいろいろ考えた結果、12月31日までびっしり仕事をすることにした。債務整理は、白川勝彦法律事務所のメインのひとつである。年の瀬に借金の事で困り、今年中に何とかしたいと考えたとしたら、それは好機である。債務整理は“思い立った日が吉日”、と私は考えている。年末いろいろ遣り繰りをしてみたが、結局どうにもならず何とかしようと思ったら、その日が“吉日”なのである。そのような人がいる限り、仕事柄、休んでいる訳にはいかないと考えるのである。
近ごろでは、土日・休日は絶対に休まなければならないという風潮になってきた。休むことは大事だし、良い仕事をするためも必要なことである。休日を楽しむことは、人生の至上のひと時でもある。だが、仕事をすることも人生の楽しみだと私は思っている。私は邪(よこしま)な勢力に阻まれて、己の天職と考えてきた政治の場で働くことができなくなった。十年近くも“浪人生活”を余儀なくされてきたのだ。仕事を奪われることは、つらいことである。生活も困窮する。
いま、仕事がなくて困っている人がわが国には沢山いる。仕事がないということは、人生でいちばん大切なものがないということなのだ。いっぽう、仕事は厳しいものでもある。朝早くから働かなければならない仕事もあれば、深夜働かなければならない仕事もある。人が休んでいる時に働かなければならない仕事もある。「仕事柄、休んでいる訳にはいかない」のが“仕事”である。最近休日だけが強調され、仕事の厳しさが忘れられているような気がする。
それでは、また。