晴天と土砂降り
10年01月09日
No.1390
東京は、本日も晴天なり。元旦からずーっと晴天だ。この冬は、あちこちで雪が降っているが、東京ではまだ雪は降っていない。江戸時代の江戸では、けっこう雪が降っていたようだ。桜田門外で井伊直弼大老が殺害された時も、雪が降っていた。赤穂浪士の討ち入りの時も、雪交じりであった。が、いずれも映画などの光景に基づくもので、実際にそうであったかは確かでない。
東京市場の為替と株の数値は、政府の経済政策の評判が悪い割に、なぜか今のところ順調だ。だいたい、市場の動きなどいい加減なものだが、いい加減なものでも、これが積み重なるとひとつの事実となり、政府の功績と言われる。自民党は、こういうものに支えられて50年間も政権を維持してきたのだ。自由主義経済の国では、政府ができることなど大したことではない。老獪な政府は、市場の動きを上手く己の手柄としてきたのだ。
それにしても、身近なところで聞く“実態経済”は、土砂降りだ。良い話など滅多に聞かない。別に隠したり、嘘をいっている訳じゃないだろう。永田町の天気模様は、民主党にとっても自民党にとってもあまり良くない。しかし、今年の夏に行われる参議院選挙の結果によって、三、四年の政局の方向が決まる。良い結果を出すために、この半年間は日々努力をしなければならないのだ。今日の努力が明日以降の傾向を決めると、心して努力するのが一番だ。ボヤいてみたところで何も変わらないのだ、ご同輩。
それでは、また。