ハイチ大地震
10年01月15日
No.1394
今日も全国的に寒いようである。「東京でも氷が張った」との報道があった。しかし、昨日は寒いというのでしっかりと着込んで出かけたら、そんなに寒い思いはしなかった。いくら寒いといっても、雪や雨が降らなければ大したことはない。雪国の冬を知っている者にはそういう感じがする。あと数日は寒い日が続くようだ。
ハイチで大地震があったという。平成8年3月だったと思うが、私はハイチに行ったことがある。ハイチ共和国の大統領就任式に、政府代表として行ったのだ。政府代表といっても、私一人の単独行であった。当時、ハイチは極めて困窮していた。国家財政が破綻し、治安を維持するための警察機能も外国の支援で行っているという状態だった。国家機能が不全になるとどういう事態が生ずるのかを考えさせられた旅であった。
その後、ハイチのことは気になっていたのだが、特に大きな政治的ニュースに接しなかった。だから、私が訪問した時に比べれば、最悪の事態から脱しつつあったのであろう。しかし、ハイチが世界の最貧国のひとつであることに変わりなかったと思う。貧しい国を大地震が襲うと、大きな被害が発生するのは当然である。建物は古い物が多いし、医療施設が整っている筈がない。ハイチを襲った大地震に、心を痛めている。
それでは、また。