その旅路、安寧なれ。
10年03月08日
No.1423
兄の葬儀もひとまず終わり、昨日は1日自宅で休養した。さすがに、心身ともにだいぶ疲れていたようだ。60年余一緒に生きてきた兄弟との別離なのだから、当然だと思う。惜別の想いや寂寥感は、もう少し後で出てくるのであろう。葬儀を何とか済ませるのは、ひとつの務めだった。兄嫁も甥姪も、一生懸命にその務めを果たしていた。早速、49日法要の相談があった。
この二日半は、葬儀以外のことは何もしなかったが、今日からまた仕事だ。今週はまた忙しい。今日もスケジュールがびっしりだ。生きている者には、休みなどない。兄も、そうやって生きてきた。この数年間は、病と闘うことも、兄にとってひとつの仕事だったのだろう。絶対に勝てない癌と闘ってきた兄は、いま、ぐっすりと休んでいるのであろう…。その旅路、安らかならんことを祈る。