晦日にひと言
10年10月31日
No.1447
「300万アクセスに寄せて」以来、1ヶ月以上も永田町徒然草のupdateをしなかった。今日で10月も終わりなので、一言だけ書いておこう。
私は毎日、できるだけTwitter にショートコメントを書くようにしているが、それも時々休んでしまう。以前は、毎日精力的に永田町徒然草をupdateしたが、なぜこのようになってしまったのか。別に、政治に対して関心が無くなった訳ではない。否、以前より政治に関心を持たざるを得ない悲惨な事態が続いている。それなのに、私の筆が進まないのは何故なのだろうか。
一つには、私の弁護士としての仕事が忙しいからであるが、理由は、それだけではない。
私はいま、政治を職業としている者ではない。政治に対する第一次的な責任は、まず政治家たちにある。私は、与野党の政治家たちにパイプが無いわけではないが、これまで私は、ネット上で行動することを私の“分”と考えてきた。それが私の役割だと考えてきた。しかし、いま政治の世界で動いている政治家たちには、私が何を主張しようが、読む者はいないようだ。
別に政治家たちに読んで貰いたいと思って書いてきた訳ではないが、私は、政治を現実に動かしたいと思ってきた。そのために永田町徒然草を書いてきた。私は少なくとも、自公“合体”政権を打倒しなければならないという執念を持ってきた。誰に頼まれた訳ではないが、それは私がどうしてもやり遂げなければならない課題だった。
しかし、自公“合体”政権が倒れた後は、民主党を中心とする政党や政治家たちの仕事と私は考えてきた。だから、よほど酷いことがない限り私は批判も応援もしてこなかった。批判も賛成もできない場合、人間がとるべき行動は無視するしかない。現在の民主党の言動について書き始めれば、ほとんどは批判にならざるを得ないであろう。だが、批判してみたところで、民主党にはそれを受け容れる度量もなければ能力もあるまい。それが、永田町徒然草を書かなくなった理由(わけ)である。今日はこれくらいにしておこう。
それでは、また。