哀惜 平成22年(2010年)
10年12月30日
No.1452
平成22年(2010年)がやがて去り往こうとしている。この1年、人はそれぞれの想いがあったであろう。幸いにも想いを遂げた人も、残念ながら目標を成し遂げることができなかった人もいるであろう。ヨーロッパの賢人の「人生の目的は、生きることそれ自体である」を、自らの慰めとすると共に友へのエールとしよう。
それぞれにいろんな事があった平成22年(2010年)は、あと20数時間で静かに去ろうとしている。平成22年(2010年)という歳は、決して繰り返すことはない。消し去ることができないそれぞれの永遠の過去となるのだ。哀惜を禁じ得ない…。
人生80歳時代とか90歳時代と言われているが、80回か90回しかないのだ。私などとてもそんなに長く生きる自信はない。長いようだ人生は意外に短いのだ。ヨーロッパの賢人のいう通り「人生の目的は、生きることそれ自体である」が、誤ちや失敗は己にとって辛いし、時には他人を不幸にする。
願うらくは、同じ誤ちや失敗は繰り返さない方が良い。そのためには、過去を振り返り・反省することである。そんなことは分かっているのだが、私たちは同じ過ちを繰り返す。それでも倦まず弛まず“反省”を繰り返すことが必要なのだ。反省を積み重ねていると、いつかは惰性から抜け出すことができるようになるのだ。このことを平成22年(2010年)の最後の戒めとする。
どうぞ良いお年を!!