愚民化政策 !?
12年05月10日
No.1547
5月7日の永田町徒然草で一筆啓上したが、私は、今週の月曜日から仕事をしている。ご無沙汰した理由は、GWの連休を利用して、ある手術をしたからである。昨日、退院した。今日は、自宅のいつものパソコンで、これを打っている。2週間以上、このパソコンを使っていなかったので、いろいろなところで障碍がでてきている。しかし、手間隙をかければ、以前どおりに使えるようになるであろう。
入院中は、やることがなかったので、テレビを見るのがほとんどだった。何と、どうでもよい番組ばかりを、洪水のようにながしているのだろうか。これは、テレビ局の能力欠如なのだろうか。それとも、愚民化番組を流すようにとの、政治的意図に基づくことなのだろうか。民放はいざ知らず、NHKの4チャンネルには、そのような意図を感じざるを得ない。愚民化政策など、一番低劣な権力者が考えることである。
自由主義国家は、賢明な国民を前提に、社会・国家を発展させようと考える。愚民化政策は、その真逆の統治方法である。それでは、いったい誰が、現在の統治をしようとしているのだろうか。民主党や自民党の政治家が、バカだからである。しかし、彼らに愚民化政策を企図するほどの深い考えはないと、私は見る。愚民化政策を執拗に進めようとしているのは官僚のトップと、私は見ている。官僚という人種は、残念ながら、基本的に反自由主義的なのである。
自由主義を良く解しない者が、自由で豊かな日本を築ける筈はないし、発展させることなど、決してできない。わが国を発展させていけるかどうかは、政治的にどのような立場に立つ者が統治の実権を持つかに懸かっている。私が子供のころ「これからの日本は、文化国家を目指す」と、執拗に教わった。それは、子供たちに勇気と希望を持たせたものである。いま、「文化国家日本を築こう」と認識を持つことは、私たちの急務である。
それでは、また。