そろそろ本格的な東アジア平和構築問題を議論しないか。
17年09月13日
No.1932
この前、永田町徒然草をupdateしてから、10日余が過ぎた。この間に、民進党の山尾志桜里議員の問題が起こり、同議員の離党ということで決着した。私に言わせれば、山尾議員の問題など“狂っている”現象の一例に過ぎず、短文の論評をする気にもならない。事ほど左様に、毎日“とんでもないこと”が起きており、これがマスコミに報じられ社会全体に悪影響を与えている。
この半年間、わが国に深く関連した狂ったことと言えば、北朝鮮の核と弾頭ミサイル問題である。わが国のマスコミは、この問題が起こると非常に力が入る。その都度その都度、特別番組を作るくらいの熱の入れようだ。この種の番組の底を知っているので、私自身はあまり興味を抱けないのだが、どうしても、つい見てしまう。
昨日、国連安全保障理事会の制裁決議が、全会一致で決定した。北朝鮮にとっても、ひとつの結論だった訳だ。私は、これがどう報じられるか注目していたが、一般のニュース報道番組が、なかなか始まらないのだ。本格的な報道が始まったのは、午後の番組からだった。各局とも、これからどのような方針でこれを報じていったらよいのか、検討していたのかもしれない。
しかし、実際に始まった報道は、これまでと基本的には同じだ。雑炊のように、色んなことを喰っちゃべっているだけだ。朝鮮半島全体に、東アジア全体に、どのように平和を構築していくのかという根本・視点がなければ、この問題の解決はない。わが国は、中国とロシアに大きな責任を負わせたいようだが、日米同盟・韓米同盟に深くのめり込んでいては、建設的な未来は見えてこない。そんなことを痛感する、秋の夜長である。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。