煌々と点っていた。
11年03月16日
No.1468
昨日宣言しておいたように、今日の夕刻も私は霞が関を見廻った。どの省庁も昨晩と同じように2本組の蛍光灯が煌々と点っていた。計画停電に対する疑問・批判は私だけではないと思うのだが、民主党の政治家というのは人の意見を聴こうという気がないのではないか。そのことはこれまでに永田町徒然草で何度も書いてきたことだが、「それは民主党がダメになることだけのことだから仕方がない」と私は放置してきた。
しかし、計画停電は日本経済全体をダメにしてしまうのである。これを放置する訳にはいかないのである。被災地の救援は、いまのところプロに委ねるしか方法がないように思われる。しかし、あらゆる活動・作戦には、後方支援基地が必要なのである。首都圏が今回の大震災でほとんど被災しなかったのは、天に感謝すべきことなのである。その幸運に感謝しつつ、首都圏の住民が努めなければならないことは後方支援活動に専念することなのである。与えられた状況の中で、首都圏の為すべきことに全力を尽くすことなのである。
電気はその活動に不可欠なのである。後方支援活動に不可欠な電気を止めてどうするのだ。いま首都圏の経済活動や社会生活は、計画停電のために大幅にスローダウンし、回復しがたいダメージを負う危険性がある。そういう事態なのである。「節電、節電」と口では言うが、その指示は具体的でなければならない。私は2本組の蛍光灯照明を1本にしたら良いという単純なことを提唱しているに過ぎないのだ。これ以外にも多分いろんなことがあるだろう。良い提案はどんどん採用すれば良いのだ。
ちなみに衆議院議員会館に立ち寄ってみたが、こちらの方は廊下の電灯は3分の2くらい間引きされていた。これで良いのだ。政治主導でまず霞が関にやらせれば良いのだ。そして全首都圏に伝播させれば、20%くらいの電力需要量の圧縮など簡単に達成できるであろう。「民を信じ、民に由る」のが、自由主義的手法なのである。役人にはまずそういう発想はない。政治家が奮起しなければならない時のだ。
今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。