ヘッダバイパス[j]ump
liberal-shirakawa.net 白川勝彦 Webサイト (HOMEへ)
白川勝彦へメールを送る
永田町徒然草を閲覧しています
自薦論文を閲覧します
白川文庫を閲覧します
フォトエッセイ即写一言を閲覧します
永田町徒然草
自薦論文
白川文庫
フォトエッセイ 即写一言
プロフィル
リンク

 

政治の“ヘタり”について

08年07月23日

No.878

今日も全国的に“猛暑日”のところが多いようである。“熱帯夜”が何日連続いたなどともいわれている。このような言葉は昔から使われていたのだろうか。私にはそのような記憶がない。今朝は午前5時半ころ起きた。朝食を済ませ、6時過ぎからこれを書いている。窓からは爽やかな風が入ってきている。暑い暑いというよりも、このような“涼”を見付けるのが、暑い夏を乗り切るコツだと私は思っている。

昨日の永田町徒然草のタイトルを「“ヘタって”は、いられない!」とした。本当は「 “ヘタって”などは、いられない!」としたかったのであるが、タイトルとしては長すぎるので、“など”を省略した。“ヘタる”は、ヘタリ牛の“ヘタり”である。BSE・狂牛病が騒がれたとき、ヘタリ牛の映像をみた。腰が定まらず、立つことができなかった牛である。最近のわが国の政治をみていると与野党ともに腰が定まっていない。その様をみて、あのヘタリ牛を思い出したのだ

自公“合体”政権の政局観は、もう“どうにでもなれ”だ。自公“合体”政権の危機をどう切り抜けるかなどという意欲や気概などないようである。その戦略を描く政治家などいないようである。それが自公“合体”政権の現状である。平成5年自民党が野に下ったときは、それでもその危機をどう切り抜けるかと必死にもがく政治家がいた。私もその一人であった。自民党は国民から総スカンされていたが、私にはそれなりの自負心があった。その自負心が反転攻勢を試みる原動力であった。

自民党や公明党の政治家にそうした自負心があるのだろうか。政権党であるという虚勢だけのような気がする。“自民党・自民党、責任政党・責任政党”を連発する政治家の中には、自民党が国民から総スカンを食らっていたとき自民党の対極(すなわち新進党など)にいた者が数多くいる。こういう政治家をみていると片腹痛い。虫酸が走る。政治家は、ギリギリのときその本性が現われる。普通のときには、仮面も剥がれない。

公明党などは、創価学会と共に組織挙げてまさに自民党の対極にいた。だから自民党は創価学会と正面から戦わざるを得なかったのだ。その公明党・創価学会と組んでいる自民党の政治家の本心が私には理解できない。“志”があったら、現在のように“同衾”することはできる筈がない。自公“合体”体制は、自民党と公明党・創価学会が“同衾”している姿なのだ。現在国民を苦しめているのは、自公“合体”体制なのである。国会・政治だけではなく、放送やCMなどメデァを通じて創価学会タレントが異様に露出している。テレビをみると気持ちが悪くなる、という人に最近会った。

自公“合体”体制と戦わなければならない野党、とりわけ民主党の気迫・腰も定まっていない。野党は国民の味方でなければならない。物価高が国民を苦しめている。“生活が一番”といってきた民主党は、道路特定財源の暫定税率廃止問題をどうしちゃったのか。原油の異常な高騰は、わが国の政府の力だけではどうにもならない。しかし、ガソリンや軽油の価格を吊り上げたのは、間違いなく自公“合体”体制なのである。自公“合体”政権といわなかったのは、何だかんだといってこれに手を貸したマスコミも糾弾したいからである。

異常な原油高騰に対してわが国の政府が唯一できることは、ガソリンや軽油にかけている税金を軽減することである。ガソリン税などの暫定税率を廃止することがいちばん素直なやり方である。しかし、自公“合体”政権はいったん廃止された暫定税率を復活したのである。その理由はまさに政治的な理由であった。ガソリンや軽油の高騰は、今日の物価高に幅広く影響している。今日の物価高騰に対する現実的な唯一かつ分かり易い対策は、ガソリン税などの暫定税率を廃止すること以外にないであろう。“道路特定財源の一般財源化”などという理由にもならない口実で、お茶を濁しているのが現状である。ハッキリいってこれには野党も加担している、と言わざるを得ない。猛省を促したい。

政治がこのよう状態だと、国民はどうしたら良いのか分からなくなる。その上この連日の猛暑である。どうも地球温暖化が影響しているらしい。地球が温暖化すると人類は破滅するという。だが笛吹けど現実には誰も踊らすだ。そこに北京オリンピックだ。難しいことは考えずに、クーラーの利いた部屋で“世界の平和の祭典”でも楽しもうかということになる。それも政治的な“ヘタり”だ。そうなってはならないという想いを込めて、「“ヘタって”は、いられない!」とタイトルを付けたのだ。まぁ、愚直に根気よくやるしかない。私は“ヘタら”ない。

それでは、また。

  • 08年07月23日 08時26分AM 掲載
  • 分類: 2.国内政治

白川勝彦OFFICE   白川勝彦へメール送信 ]

Valid XHTML 1.0 TransitionalValid CSS!Level A conformance icon, W3C-WAI Web Content Accessibility Guidelines 1.0

Copyright©K.Shirakawa Office 1999-2016 - Web pages Created by DIGIHOUND L.L.C. All Rights Reserved ©1999-2016
Powered by Nucleus CMS. Page designed by James Koster.Ported to Nucleus by Joel Pan. Re-design and adjusted by DIGIHOUND L.L.C. © 2006-2016