どこかおかしな答弁
09年02月27日
No.1095
今朝はやけに寒い。曇って今にも雨が降ってきそうだ。今日は昼になっても気温がほとんど上がらないという。今年で一番の寒さだという。もう直ぐ3月だというのに…。
珍しく昨日はちょっと国会中継を見ることができた。麻生首相が答弁していた。「瑕疵なく首相に選出された者が、国益を代表して外国の首脳と交渉することには何の問題もない。」
「解散は総理大臣の専権事項である。然るべき時期に私が適切な判断をさせて頂く。」
いずれも民主党の前原議員と細野議員の質問に対する答弁である。
前者の質問は、支持率10%そこそこの首相が外国の首脳と外交交渉を行うことはいかがかというものであった。最近の麻生首相の訳の分からない首脳外交をみていると誰もが感じていることであろう。麻生首相は“瑕疵なく選出された首相”や“党内で瑕疵なく決定された法案”などとよく言う。瑕疵がなければ問題ないと言わんばかりである。ところで瑕疵ある手続きで選出された首相などあるのだろうか。クーデターでもなければ、そんなことはあり得ない。
後者の答弁は、もう聞き飽きたであろう。確かに総理大臣しか衆議院を解散することはできないが、“解散すべき時に解散しないこと”は批判の対象になる。“政局よりも政策”といって解散を先延ばししている麻生首相だが、その政策が捗々(はかばか)しくしくない。麻生首相のいうことなど誰も信じていないのだ。そんな状態だから“百年に一度の経済危機”に対する対策など一向に進まない。麻生内閣が打ち出す対策などそもそも“政策”と呼べるシロモノではないだろう。
それでは、また。